定期修理に携わる管理者
プラントの施工管理のひとつである定修は、定期修理の略で、文字通り一定の間隔で行う修理に携わる仕事のことです。プラントは稼働させていく内に必ず劣化していくもので、劣化した部分を放っておいたら大きな事故に繋がりかねません。プラントの定修は、その事故を未然に防ぐ重要な仕事です。そして、実際に配管を取り換えたり溶接をしたりする作業は作業員が担当し、定修の施工管理者はその作業のスケジュール管理や指示出しなどの仕事を行います。また、ハーネスを使用して目視で状態を確認したり、劣化具合を報告書としてまとめたりすることが、プラントの定修管理の仕事に含まれる場合があります。
資格ではなく経験が重視される
プラントの定修管理の仕事をするには、特別な資格は必要ありません。場合によっては、点検するために必要なハーネス講習や、安全に関する講習を受けていることが条件となる求人がありますが、プラントの定修管理に必須というわけではないです。したがって、未経験からでも働ける可能性があります。実際に未経験で募集している求人は数多くあります。ただ、プラントの定修では、プラントに関する基本的な知識に加え、修理の作業内容やスケジュール調整の方法などを把握しておかなければなりません。そのため、まずは普通のプラントの施工管理から始めて、経験を積んでから定修管理に変わるというパターンが多いです。そして、求人を出しているプラントには、普通の施工管理の実務経験があることを条件にしているところも多いです。
定修というのは定期修理の略称であり、定期的に工場などの設備に対して行われる修理や点検を意味する言葉です。